窓や浴室の扉を折戸にするメリットとは!

窓や浴室の扉を折戸にするメリットとは! 窓や浴室、収納にはさまざまなタイプのドアがあります。しかし、扉のタイプによっては前後に多くのスペースが必要になるものも。そんな中、「折戸」を選べば限られたスペースを有効活用できるようになります。
今回の記事では、窓・浴室・収納の扉を折戸にするメリットや、注意点について解説します。


窓・浴室・収納の扉を「折戸」にするメリット

扉の種類には、手前(または奥)に開け閉めをする「開き戸」、左右にスライドさせて開閉する「引き戸」、そして戸がじゃばら状に折りたたまれながら開く「折戸」があります。
このうち今回ご紹介するのが「折戸」です。近年は浴室ドアやクローゼットのドアなどで折戸が採用されることが多くなっています。
家の扉を折戸にすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

開閉に必要なスペースが少ない

開き戸の場合、前後に開閉のためのスペースが必要なため、狭い場所に設置すると使い勝手が悪くなることがあります。しかし折戸なら開閉に必要なスペースが開き戸の半分程度なので、スペースを有効活用することができます。
このような理由から、面積の狭い洗面所や居室などでは折戸が採用されるケースが多いのです。

開けた先(室内や収納内、景色)が見えやすい

折戸を全開にすると開口部を広く取ることができます。窓を折戸タイプにすれば景色がよく見えるようになるため、開放的な印象に。クローゼット扉を折戸にすれば、収納したものが一目でわかるので使いやすくなります。

コストが抑えられる

製品のグレードやサイズにもよりますが、折戸は比較的設置コストが低いこともメリットです。特に浴室ドアやクローゼットの扉などはその傾向が強く、新築住宅を建てるときやリフォームの際に予算を抑えたい方におすすめです。


折戸にする際の注意点とは?

さまざまなメリットのある折戸ですが、いくつか注意したい点も存在します。
設置を検討している方は、以下の注意点についても知っておきましょう。

クローゼットの内部にデッドスペースができる

クローゼットに折戸を取り付ける場合、戸を折りたたんだ箇所が収納の間口へ干渉します。つまり、実際の間口よりも少しだけ狭くなってしまうのです。
クローゼットの端にタンスなどを置くと、引き出しが引っ掛かって全開にできなくなる可能性があります。そうなれば配置を工夫する必要がある、ということを知っておきましょう。

折りたたんだ状態の扉がかさばることも

折戸のもうひとつのデメリットは、折りたたんだあとの扉がかさばりがちなことです。
特に室内とテラスをつなぐ扉として折戸を採用した場合、間口の端にある折戸が邪魔になることがあります。
設置をお考えの方は、畳んだあとでも十分なスペースがあるかを考慮したうえで検討しましょう。

折戸のすぐそばに家具などが置けない

折戸は省スペースで開閉できるのがメリットですが、折りたたむためのスペースは必要です。
そのため、折戸のすぐそばに家具や物を置くと、うまく開け閉めができなくなってしまいます。


省スペースで開閉可能な折戸を活用しよう!

shutterstock 1052741270 折戸は開き戸に比べて省スペースで設置できるため、狭い場所に向いています。
また、開口部が広くとれるので、ベランダや庭の窓にもおすすめです。メリットと注意点の両方を比較したうえでうまく取り入れれば、限られたスペースを広く使えるようになるでしょう。


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棚原健太郎(株式会社オーケー管理 代表取締役)
監修者

棚原健太郎(株式会社オーケー管理 代表取締役)

株式会社オーケー管理 代表取締役。給水工事主任技術者・排水設備工事責任技術資格者。鍵師養成学校修了。2003年の創業以来、水道・鍵・ガラスの修理事業を全国展開し、20年以上の実績を持つ。生活トラブル救急車の創設者として、現場経験と経営視点から実務的な情報を監修。

西 和彦(ガラス担当)
執筆者

西 和彦(ガラス担当)

東京都大田区にてガラス専門店を経営。ガラス工事歴20年の豊富な実務経験を持つ。給水工事主任技術者、ガス可とう管接続工事監督者の資格も保有し、住宅設備全般の知識を活かした総合的なアドバイスを提供。窓ガラスの交換・修理から防犯ガラス、断熱ガラスの施工まで、あらゆるガラストラブルに対応してきた現場経験をもとに、実践的でわかりやすい情報を執筆しています。

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